資産分類_費用との関係
損益計算との関係を重視して、貨幣性資産と費用性資産に分類できる。
貨幣性資産は、法令または契約によってその金額が確定している資産であり、
現金や預金、金銭債権などである。
費用性資産とは、将来に費用化する資産、または、
資本の投下過程にある資産であり、
商品や製品の棚卸資産、建物や機械設備の固定資産などである。
費用性資産の費用化_棚卸資産
費用性資産である棚卸資産とは、
販売のために保有する商品や製品、
製品を製造するために費消される原材料や製造中の仕掛品の総称である。
棚卸資産のうち、当期中に払出した(販売など)棚卸資産の金額を当期の費用とする。
費用性資産の費用化_固定資産
費用性資産である固定資産とは、
1年以上使用することを目的として所有され、
事業活動などでの利用を通じて経済的便益の減少が生じる資産である。
例えば、建物、機械設備などがある。
費用性資産である固定資産の取得価額を決めると、
これを当該資産の耐用年数にわたり、
当期の費用額と翌期以降の費用額(期末の資産額)に
期間配分する方法(=費用配分の原則)が採用される。
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