定義
過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を
放棄もしくは引き渡す義務(またはその同等物:法律上の義務に準じるものなど)をいう。
経済的資源とは、
キャッシュの獲得に貢献する便益の源泉をいい、
実物財に限らず、金融資産およびそれらとの同等物を含む。
経済資源は市場での処分可能性を有する場合もあれば、そうでない場合もある。
出所:財務会計の概念フレームワーク
支配とは、
所有権の有無にかかわらず、報告主体が経済的資源を利用し、
そこから生み出される便益を享受できる状態をいう。
出所:財務会計の概念フレームワーク
例えば、
買掛金や借入金、退職給付債務
などである。
負債分類
資産と同様に、負債を流動資産と固定資産に分類する。
分類基準として、正常営業循環基準と1年基準がある。
正常営業循環基準とは、負債のうち当該企業の主たる営業取引過程にあるものは、
たとえ支払される期間が1年を超えることがあっても、
その回収期間の長短を問わず、すべて流動負債とする考え方である。
1年基準とは、貸借対照表日の翌日から起算して
1年以内に支払される負債を流動負債とし、
1年を超えて支払される負債を固定負債とする考え方である。
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