東京ヴェルディ

分析対象 

Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移(2005年度から2023年度まで)をみる。

今回の対象Jクラブは、東京ヴェルディである。

経営成績は良く、財政状態は全Jクラブの中で下位と言える。

  :第120回目_20250706号

経営成績の推移(2005年度以降)

東京ヴェルディの営業収入は、2005年度は31億円で、2008年度には最高額の41億円であった。しかし、2009年度に9億円と大幅に減少したが、以降は回復傾向にあり、2023年度には28億円になっている。

また、当期純利益は、2005年度以降の19年間のうち14年で当期純利益がプラスである。

2023年度の営業収入28億円は全60のJクラブで20番目に多額であり、19年間のうち14年は当期純利益がプラスであることから、企業の活動成果を示す経営成績は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移

東京ヴェルディは、2009年度にその他収入が大幅に減少し営業収入が減少した。また、スポンサー収入が10億円以下で推移しているものの、2023年度はその他収入が20億円に増加し、営業収入が増加している。

2023年度のその他収入20億円について、女子チーム関連収入が3億円、アカデミー関連収入が2億円、物販収入2億円であり、他の13億円は、大会での成績に基づく賞金や選手移籍に伴う収入などが含まれると言われている。

参考:横浜Fマリノスの営業収入内訳と順位(J1)の推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

財政状態(純資産)の推移

東京ヴェルディは、2005年度に純資産32百万円、純資産比率6%であった。2020年度に当期純損失▲527百万円を計上した影響などで2020年度末に純資産▲399百万円、純資産比率▲83%になった。その後も純資産のマイナスが継続し、2023年度は純資産▲482百万円、純資産比率▲47%になった。

2023年度末の純資産▲483百万円は全60のJクラブの中で2番目に多額のマイナスで、純資産比率▲47%は全60のJクラブの中で5番目に高いマイナスであることから、財政状態は全Jクラブの中で下位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報、JクラブのHPなどから集計

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