分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、名古屋グランパスである。
経営成績は非常に良く、財政状態は良いと言える。

:第159回目_2026年4月5日号
営業収入の推移(経営成績)
名古屋グランパスの営業収入は、2019年度に69億円で、コロナ禍の2020年度に減少したもの2021年度以降に増加し、2023年度は63億円にまで回復していた。
2024年度は2023年度の63億円より6億円増加した69億円となった。主な要因は、物販収入が2億円増加したことなどである。2019年度の営業収入と同額であるが、スポンサー収入が減少しその他収入、物販収入が増加している。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
名古屋グランパスは、2019年度から2021年度まで当期純利益がマイナスであったが、2022年度以降は営業利益と当期純利益がプラスとなった。なお、2022年度は特別利益6.4億円を計上し当期純利益が7.2億円になっている。
2024年度の当期純利益は2023年度の2.0億円より0.3億円減少した1.7億円となり、当期純利益率は2.5%となった。
2024年度の営業収入54億円は、全部で60あるJクラブのなかで9番目に多額であり、当期純利益1.7億円はJクラブの中で7番目に多額であることから、名古屋グランパスの経営成績は非常に良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
名古屋グランパスは、2021年度に純資産が▲3億円であったが、2022年度に特別利益6億円を計上した影響などで純資産が4億円に改善し、純資産比率が28.2%になった。
2024年度は、当期純利益が1.7億円で純資産が8億円に増加し、純資産比率は35.2%となった。
2024年度末の純資産8億円は全部で60あるJクラブのなかで11番目に多額で、純資産比率が良いとされる30%を上回る35.2%でJクラブの中で23番目に高いことから、名古屋グランパスの財政状態は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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