分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、川崎フロンターレである。
経営成績はJクラブの中で中位で、財政状態は良いと言える。

:第156回目_2026年3月15日号
営業収入の推移(経営成績)
川崎フロンターレの営業収入は、2019年度に70億円であった。コロナ禍の2020年度に減少したもの、2021年度には70億円に回復し、2023年度は80億円に増加していた。
2024年度は2023年度の80億円より4億円増加した84億円となった。主な要因は、スポンサー収入が増加したことである。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
川崎フロンターレは、2019年度に営業利益8.6億円、当期純利益が5.6億円であった。コロナ禍の2020年度に営業利益と当期純利益がマイナスになったが、2021年度には営業利益と当期純利益がプラスに回復し2023年度までプラスを維持していた。
2024年度は、当期純利益が2023年度の0.6億円より7.1億円減少した▲6.5億円となり、当期純利益率が▲7.7%となった。
2024年度の営業収入84億円は、全部で60あるJクラブのなかで2番目に多額であるものの、当期純利益▲6.5億円はJクラブの中で最も低いことから、川崎フロンターレの経営成績はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
川崎フロンターレは、2019年以降、純資産が20億円台で推移したが、総資産が増加傾向にあるため純資産比率は減少し、2023年度には純資産比率が45.7%であった。
2024年度は、当期純利益が▲6.5億円のため純資産が20億円に減少し、純資産比率が35.6%となった。
2024年度末の純資産20億円は全部で60あるJクラブのなかで2番目に多額で、2020年度から2024年度までの5年間の平均純資産比率である52.9%はJクラブの中で8番目に高いことから、川崎フロンターレの財政状態は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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