分析対象
Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、町田ゼルビアである。
経営成績は良く、財政状態は非常に良いと言える。

:第151回目_2026年2月8日号
営業収入の推移(経営成績)
町田ゼルビアの営業収入は、2019年度に10億円であったが、2022年度に19億円になり、2023年度には34億円になった。
2024年度は2023年度の34億円より24億円増加した58億円となった。近年、営業収入が増加しているのは、2022年12月にサイバーエージェントの藤田氏が社長に就任し、スポンサー収入が増加した影響と考えられる。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
町田ゼルビアは、2019年度から2023年度まで営業利益と当期純利益は△0.0億円から0.4億円で、当期純利益率は0.0%から0.7%で推移していた。
2024年度は、営業収入が大幅な増加したものの営業費用も大幅に増加し、営業利益0.1億円、当期純利益0.0億円、当期純利益率0.1%と2023年度とほぼ同じであった。
2024年度の営業収入58億円は、全部で60あるJクラブのなかで10番目に多額で、2020年度以降の5年間平均当期純利益率0.2%は全Jクラブのなかで18番目に高いことから、町田ゼルビアの経営成績は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
2019年度から2023年度まで純資産は12億円と同額であった。総資産が2019年度の13億円から2023年度の22億円に増加した影響で、純資産比率は2019年度の87.2%から減少し2023年度末には53.3%になっていた。
2024年度末は、純資産が2023年度の12億円と同額の12億円で、純資産比率は良好といわれる30%を超える41.7%である。
2024年度末の純資産12億円は全Jクラブの中で10番目に多額であり、2020年度以降の5年間平均純資産比率が67.5%と全Jクラブの中で5番目に高いことから、町田ゼルビアの財政状態は非常に良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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