レノファ山口の2019年度から2024年度までの業績推移を分析

はじめに

Jリーグに所属するJクラブの業績(経営成績と財政状態)を、決算資料から分析する。

今回の対象Jクラブは、レノファ山口である。

2024年度のレノファ山口は、営業収入が前年度から増加した一方、当期純利益は赤字となり、純資産も減少した。

Jリーグに所属する全部で60あるJクラブの業績と比較すると、レノファ山口の経営成績は良くなく、財政状態はJクラブの中で中位と言える。

ここでは、2019年度から2024年度の業績推移を把握したうえで、2024年度の業績について、全60のJクラブと比較して分析する。

  :第179回目_2026年8月23日号 

営業収入は2024年度に13億円へ増加(経営成績)

レノファ山口の営業収入は、2019年度に13億円で、コロナ禍の2020年度に10億円に減少し、2023年度は11億円であった。

2024年度は、2023年度の11億円より2億円増加して13億円となった。主に、入場料収入や物販収入が増加した。シーズンの中盤まで上位を争った影響と考えられる。公表資料はこちらである。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

当期純利益は▲0.3億円に減少(経営成績)

レノファ山口は、2019年度は営業利益と当期純利益がプラスであった。2020年度と2021年度にマイナスプラスになったものの、2023年度は当期純利益が0.0億円、当期純利益率が0.4%とプラスに回復していた。

2024年度の当期純利益は、2023年度より0.3億円減少して▲0.3億円となり、当期純利益率▲2.4%となった。これは、トップチーム運営経費とチーム人件費が増加した影響である。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

純資産は2.4億円に減少(財政状態)

レノファ山口は、2019年度に純資産0.5億円で、2020年度と2021年度に純資産がマイナスになったが、2022年度に4億円を増資し、2023年度は純資産が2.7億円、純資産比率が37.3%であった。

2024年度は、当期純利益▲0.3億円の計上で資産が2.4億円に減少し純資産比率は55.8%となった。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

業績(経営成績と財政状態)まとめ

2024年度の業績を2023年度と比較すると、増収減益で純資産が減少している。

出所:Jリーグ「クラブ経営情報」より集計

レノファ山口は、2024年度の営業収入13億円は、60クラブあるJクラブのなかで25番目に小さい金額で、当期純利益▲0.3億円は、全Jクラブのなかで当期純利益が低い順で18番目であることから、経営成績は良くないと言える。

また、2024年度末の純資産2.4億円は60クラブあるJクラブの中で27番目に多額で、純資産比率55.8%は全部で60あるJクラブの中で7番目に高いが、2020年度以降の5年間平均純資産比率4.6%は全Jクラブの中で11番目に低いことから、財政状態はJクラブの中で中位と言える。

今後も、Jクラブに関して決算資料をもとに、業績である経営成績と財政状態を分析する。

最後まで読み通していただき感謝する。

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