分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、いわきFCである。
経営成績はJクラブの中で中位で、財政状態は良くないと言える。

:第177回目_2026年8月9日号
営業収入の推移(経営成績)
いわきFCの営業収入は、JFLで優勝した2021年度に5億円で、J3リーグで優勝した2022年度に8億円、J2リーグに所属した2023年度は11億円とJリーグに昇格後、増加していた。
2024年度は2023年度の11億円より3億円増加した14億円となった。主に、移籍補償金等収入が増加した影響と考えられる。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
いわきFCは、2021年度は当期純利益が0.0億円で当期純利益率が0.2%であったが、その後に増加し、2023年度は当期純利益が0.3億円、当期純利益率が2.8%であった。
2024年度の当期純利益は2023年度より0.2億円減少した0.1億円となり、当期純利益率は0.4%となった。
2024年度の当期純利益0.1億円は、全部で60あるJクラブのなかで27番目に多額であり、2021年度以降の年間平均当期純利益率1.1%は全Jクラブのなかで10番目に高いことから、いわきFCの経営成績はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
いわきFCは、2021年度に純資産0.3億円で、その後も純資産プラスを維持し、2023年度は純資産が0.7億円、純資産比率が12.9%であった。
2024年度は、当期純利益0.1億円の計上で純資産が0.8億円に増加し、純資産比率は12.9%となった。
2024年度末の純資産0.8億円は全部で60あるJクラブの中で21番目に小額であり、純資産比率12.9%は全部で60あるJクラブの中で20番目に低いであることから、いわきFCの財政状態は良くないと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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