分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、ファジアーノ岡山である。
経営成績と財政状態はJクラブの中で中位と言える。

:第173回目_2026年7月12日号
営業収入の推移(経営成績)
ファジアーノ岡山の営業収入は、2019年度に16億円で、コロナ禍の2020年度に14億円に減少したが、その後に回復して2023年度は19億円であった。
2024年度は2023年度の19億円より1億円増加した20億円となった。主に、スポンサー収入と入場料収入が増加した影響である(公表資料)。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
ファジアーノ岡山は、2019年度は営業利益と当期純利益がプラスで、2021年度と2022年度もプラスであったが、2023年度は当期純利益が▲0.6億円、当期純利益率が▲3.1%とマイナスであった。
2024年度の当期純利益は2023年度より0.3億円改善した▲0.3億円となり、当期純利益率は▲1.2%となった。
2024年度の営業収入20億円は、全部で60あるJクラブのなかで29番目に多額であり、2020年度以降の5年間平均当期純利益率▲0.7%は全Jクラブのなかで24番目に高いことから、ファジアーノ岡山の経営成績はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
ファジアーノ岡山は、2019年度に純資産1.5億円で、その後も純資産プラスを維持し、2023年度は純資産が2.6億円、純資産比率が20.7%であった。
2024年度は、当期純利益▲0.3億円であるが資本金等が増加したため純資産が2.6億円、純資産比率は14.9%となった。
2024年度末の純資産2.6億円は全部で60あるJクラブの中で26番目に多額であり、2020年度以降の5年間平均純資産比率19.9%は全Jクラブの中で30番目に高いことから、ファジアーノ岡山の財政状態はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

コメント