分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる
今回の対象Jクラブは、横浜FCである。
経営成績は良くなく、財政状態はJクラブの中で中位と言える。

:第170回目_2026年6月21日号
営業収入の推移(経営成績)
横浜FCの営業収入は、2019年度に18億円で、コロナ禍の2020年度でも増加して22億円となり、2023年度は36億円であった。
2024年度は2023年度の36億円より3億円減少した33億円となった。主に、J2リーグに降格したことに伴い入場料収入などが減少した影響である。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
横浜FCは、2019年度には営業利益と当期純利益がプラスであったが、2021年度にマイナスになり、2023年度は当期純利益が▲3.4億円、当期純利益率が▲9.5%とマイナスになった。
2024年度の当期純利益は2023年度の▲3.4億円より2.4億円改善した▲1.0億円となり、当期純利益率は▲3.0%となった。
2024年度の営業収入33億円は、全部で60あるJクラブのなかで19番目に多額であるが、当期純利益▲1.0億円は、全Jクラブのなかで利益が少ない順で9番目であることから、横浜FCの経営成績は良くないと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
横浜FCは、2019年度に純資産0.1億円で、2021年度は4億円の増資で増加したものの、2023年度には当期純損失により減少し純資産が▲1.7億円、純資産比率が▲13.5%であった。
2024年度は、当期純損失▲1.0億円であるが増資6億円のため純資産が3.3億円に増加し、純資産比率は29.3%となった。6億円の増資は株式会社ONODERAスポーツマネジメントが引受け、同社の持株比率が81.6%となった。
2024年度末の純資産3.3億円は全部で60あるJクラブの中で22番目に多額であり、純資産比率29.3%は全部で60あるJクラブの中で29番目に高いことから、横浜FCの財政状態はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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