分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる
今回の対象Jクラブは、サガン鳥栖である。
経営成績はJクラブの中で中位で、財政状態は良くないと言える。

:第168回目_2026年6月7日号
営業収入の推移(経営成績)
サガン鳥栖の営業収入は、2019年度に26億円で、コロナ禍の2020年度に16億円まで減少したがその後に回復し、2023年度は25億円であった。
2024年度は2023年度の25億円より6億円増加した31億円となった。主に、移籍補償金などが増加した影響である。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
サガン鳥栖は、2019年度の営業利益と当期純利益が多額のマイナスであったが、その後、徐々に回復し、2023年度には当期純利益が1.3億円のプラス、当期純利益率が5.1%であった。
2024年度の当期純利益は2023年度の1.3億円より0.6億円増加した1.9億円となり、当期純利益率は6.1%となった。
2024年度の当期純利益31億円は、全部で60あるJクラブのなかで6番目に多額であるものの、2020年度以降の5年間平均当期純利益率▲7.1%は全Jクラブのなかで48番目であることから、サガン鳥栖の経営成績はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
サガン鳥栖は、2019年度に純資産0.2億円で、コロナ禍の2020年度に当期純利益▲7.1億円のマイナスで純資産が▲6.9億円のマイナスになった。その後に増資などで純資産のマイナスが縮小し、2023年度は純資産が▲1.6億円、純資産比率は▲13.5%に回復している。
2024年度は、当期純利益が1.9億円で純資産が0.3億円と純資産がプラスになり、純資産比率は+2.2%となった。
2024年度末の純資産0.2億円は全部で60あるJクラブの中で上位から50番目であり、純資産比率2.2%は全部で60あるJクラブの中で高い順で53番目であることから、サガン鳥栖の財政状態は良くないと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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