分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、東京ヴェルディである。
経営成績はJクラブの中で中位で、財政状態は良くないと言える。

:第154回目_2026年3月1日号
営業収入の推移(経営成績)
東京ヴェルディの営業収入は、2019年度に19億円であった。コロナ禍の2020年度に減少したもの、2021年度に18億円まで回復し、2023年度は28億円にまで増加していた。
2024年度は2023年度の28億円より9億円増加した37億円となった。主な要因は、J1リーグに昇格したため、スポンサー収入や入場料収入が増加した影響と考えられる。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
東京ヴェルディは、コロナ禍の2020年度と2021年度に営業利益と当期純利益がマイナスであったが、2022年度以降は営業利益と当期純利益がプラスとなっている。
2024年度は、当期純利益が2023年度の0.1億円より0.2億円増加した0.3億円となり、当期純利益率が0.9%となった。
2024年度の営業収入37億円は、全部で60あるJクラブのなかで18番目に多額であり、当期純利益0.3億円はJクラブの中で17番目に多額であることから、東京ヴェルディの経営成績はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
東京ヴェルディは、コロナ禍の2020年度に純資産が▲4億円とマイナスになり、2023年度末には純資産▲5億円、純資産比率は▲47.4%であった。
2024年度は、ゼビオホールディングス株式会社を引受先とする5億円の第3者割当増資を行い純資産が1億円となり、純資産比率は4.4%になった。
2024年度末の純資産1億円は全部で60あるJクラブのなかで41番目で、純資産比率4.4%はJクラブの中で50番目であることから、東京ヴェルディの財政状態は良くないと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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