分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、鹿島アントラーズである。
経営成績はJクラブの中で中位で、財政状態は良いと言える。

:第153回目_2026年2月22日号
営業収入の推移(経営成績)
鹿島アントラーズの営業収入は、2019年度に68億円であった。コロナ禍の2020年度に減少したもの、2021年度に66億円まで回復し、2023年度は65億円であった。
2024年度は2023年度の65億円より7億円増加した72億円となった。要因はその他収入が6億円増加しており、移籍補償金が増加した影響と考えられる。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
鹿島アントラーズは、2019年度以降、コロナ禍の2020年度、2022年度、2023年度に、営業利益と当期純利益がマイナスであった。
2024年度は、当期純利益が2023年度の▲3.1億円より3.2億円改善した0.1億円となり、当期純利益率が0.1%となった。
2024年度の営業収入72億円は、全部で60あるJクラブのなかで7番目に多額であるものの、2020年度以降の5年間平均当期純利益率が▲7.1%であったことから、鹿島アントラーズの経営成績はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
2019年度から2023年度まで純資産のプラスを維持しており、2023年度末には純資産16億円、純資産比率は31.7%であった。
2024年度末は、純資産が2023年度と同額の16億円で、純資産比率は良好といわれる30%をわずかに下回る29.7%になった。
2024年度末の純資産16億円は全部で60あるJクラブのなかで6番目に多額で、2020年度以降の5年間平均純資産比率が30.3%とJクラブの中で22番目に高いことから、鹿島アントラーズの財政状態は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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