分析対象
Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、サンフレッチェ広島である。
経営成績と財政状態は良いと言える。

:第150回目_2026年2月1日号
営業収入の推移(経営成績)
サンフレッチェ広島の営業収入は、2019年度に37億円で、コロナ禍の2020年度に32億円に減少したもののその後に増加し2023年度には営業収入が42億円になった。
2024年度は2023年度の42億円より38億円増加した80億円となった。これは、2024年2月よりエディオンピースウイング広島を利用した影響があると考えられる。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
サンフレッチェ広島は、営業利益と当期純利益がマイナスになることが多く、2023年度には営業利益△7.4億円、当期純利益△7.6億円となっていた。
2024年度は、営業収入の大幅な増加に伴い、営業利益5.7億円、当期純利益4.7億円、当期純利益率5.9%と利益を計上した。
2024年度の当期純利益4.7億円は、全部で60あるJクラブのなかで最も多額であったものの、2020年度以降の5年間平均当期純利益率が△6.1%であったことから、サンフレッチェ広島の経営成績は非常に良いとはならず良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
2019年度から2022年度まで純資産が減少し純資産比率が12%にまで減少したものの、2023年度に19億円の増資を行い2023年度末には純資産が13億円、純資産比率が34.4%になっていた。
2024年度末は、純資産が2023年度の13億円より5億円増加した18億円になり、純資産比率は良好といわれる30%を超える40.4%である。
2024年度末の純資産18億円は全Jクラブの中で4番目に多額であり、純資産比率が30%を上回る40.4%であることから、サンフレッチェ広島の財政状態は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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