分析対象
Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、ヴィッセル神戸である。
経営成績と財政状態は良いと言える。

:第149回目_2026年1月25日号
営業収入の推移(経営成績)
ヴィッセル神戸の営業収入は、2019年度にJクラブでは最高額となる114億円の営業収入であった。2020年度以降はコロナ禍になり営業収入が減少したが、2023年度には営業収入が70億円に回復している。
2024年度は2023年度の70億円より11億円増加した81億円となった。これは、全部で60あるJクラブのなかで3番目に多額である。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
コロナ禍の2020年度から2023年度まで12億円から51億円の営業損失を計上したものの、特別利益の計上で当期純利益は△0億円から0.5億円となっていた。
2024年度は、営業利益が1.5億円とマイナスであるものの特別利益を2億円計上し、当期純利益は△0.1億円、当期純利益率は△0.1%になった。
2024年度の当期純利益△0.1億円は、全部で60あるJクラブのなかで38番目と全Jクラブの中で中位であったものの、営業収入が3番目に多額であったことから、ヴィッセル神戸の経営成績は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
2019年度から2023年度まで純資産は13億円から14億円で推移し、純資産比率は総資産の減少に伴い少しずつ増加し2023年度では43.4%になっていた。
2024年度の純資産は2023年度と同額の14億円になり、純資産比率は減少したものの良好といわれる30%を超える38.1%である。
2024年度末の純資産14億円は全Jクラブの中で8番目に多額であり、純資産比率が30%を上回る38.1%であることから、ヴィッセル神戸の財政状態は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

コメント