分析対象
2024年度にJリーグに所属する全60クラブで、当期純利益が増加/減少した高額5クラブをみる。

:第143回目_20251214号
Jクラブの当期純利益合計推移
はじめに、2005年以降、Jリーグに所属する各Jクラブが計上した当期純利益合計の推移をみる。
2005年度から2011年度までの7年間は、当期純利益がマイナスの年度が6回あり、2006年度は▲32億円であった。2012年度から2018年度までの7年間は、すべて当期純利益がプラスであり2014年度では過去最高額の22億円であった。2019年度以降は当期純利益がマイナスの年度が多くあり、コロナ禍の始まった2020年度には▲68億円であった。
2024年度はコロナによる影響が少なくなり全Jクラブの当期純利益合計は4億円のプラスになった。

出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
当期純利益が減少したJクラブ
つぎに、全60クラブのうち、2024年度の当期純利益が減少したJクラブをみる。
1位は、川崎フロンターレで、2023年度の当期純利益0.6億円から2024年度は当期純損失6.5億円と7.1億円減少した。主に人件費が7.7億円増加(当期純利益のマイナス) した影響である。
2位は、ジュビロ磐田で、2023年度の当期純利益4.6億円から2024年度は当期純損失0.4億円と5.0億円減少した。主に人件費が8.8億円増加(当期純利益のマイナス) した影響である。
3位は、G大阪で、2023年度の当期純利益2.6億円から2024年度の当期純利益0.6億円と2.0億円減少した。
4位は湘南ベルマーレ、5位は藤枝MYFCである。

出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
当期純利益が増加したJクラブ
さいごに、全60クラブのうち、2024年度の当期純利益が増加したJクラブをみる。
1位は、サンフレッチェ広島で、2023年度の当期純損失7.6億円から2024年度の当期純利益4.7億円と12.3億円増加した。入場料収入が13.7億円増加、スポンサー収入が8.5億円増加などで営業収入が38.4億円増加し、営業費用の増加25.3億円を上回り、当期純利益が多額になった。なお、2024年2月よりエディオンピースウイング広島を利用している。
2位はSC相模原で、2023年度の当期純損失5.8億円から2024年度の当期純利益0.3億円と6.1億円増加した。SC相模原は、スポンサー収入が6.2億円増加しており、これは2023年2月より株式会社DeNAの連結子会社になった影響があると考えられる。
3位は鹿島アントラーズで、2023年度の当期純損失3.1億円から2024年度の当期純利益0.1億円と3.2億円増加した。
4位はFC東京、5位は横浜FCである。

出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計

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