分析対象
Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移(2005年度から2023年度まで)をみる。
今回の対象Jクラブは、大分トリニータである。
経営成績は良く、財政状態は全Jクラブの中で中位と言える。

:第126回目_20250817号
経営成績の推移(2005年度以降)
大分トリニータの営業収入は、2005年度は15億円で、2007年度は過去最高額の23億円になった。その後は営業収入が減少し2016年度には8億円となったが、徐々に増加し2023年度には19億円になっている。
また、当期純利益は、2005年度以降の19年間のうち14年で当期純利益がプラスである。
2023年度の営業収入19億円は全60のJクラブで31番目に多額であり、19年間のうち14年で当期純利益がプラスであることから、企業の活動成果を示す経営成績は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業収入内訳と順位(J1/J2/J3)の推移
大分トリニータは、スポンサー収入が営業収入の4割から5割程度を占めており、2023年度は7億円のスポンサー収入であった。
2023年度のその他収入6億円について、物販収入が2億円であり、他の4億円は、大会での成績に基づく賞金や選手移籍に伴う収入などが含まれると言われている。

参考:サガン鳥栖の営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
財政状態(純資産)の推移
大分トリニータは、2005年度に純資産▲806百万円のマイナス、純資産比率▲64%のマイナスであった。その後の当期純利益の計上と増資などで2014年度以降から純資産プラスを維持し、2023年度末には純資産136百万円、純資産比率23%になっている。
2023年度末の純資産136百万円は全60のJクラブの中で33番目に多額で、純資産比率23%は全60のJクラブの中で29番目に高いことから、財政状態は全Jクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報、JクラブのHPなどから集計

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