V・ファーレン長崎

分析対象 

Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移(2013年度から2023年度まで)をみる。

今回の対象Jクラブは、V・ファーレン長崎である。

経営成績は全Jクラブの中で中位で、財政状態は良くないと言える。

  :第124回目_20250803号

経営成績の推移(2013年度以降)

V・ファーレン長崎の営業収入は、2013年度から2017年度まで10億円前後で推移し、2018年度に23億円、2019年度に過去最高額の26億円を計上した。2020年度にコロナ禍のため減少したがその後に増加し、2023年度は21億円になっている。

また、当期純利益は、2013年度以降の11年間のうち7年で当期純利益がプラスである。

2023年度の営業収入21億円は全60のJクラブで27番目に多額であり、2023年度の当期純利益0.02億円は全60のJクラブの中で28番目に多額であることから、企業の活動成果を示す経営成績は全Jクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移

V・ファーレン長崎は、2018年度以降、12億円以上のスポンサー収入を計上している。

2023年度のその他収入6億円について、物販収入が2億円、アカデミー関連収入が1億円あり、他の3億円は、大会での成績に基づく賞金や選手移籍に伴う収入などが含まれると言われている。

参考:サガン鳥栖の営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

財政状態(純資産)の推移

V・ファーレン長崎は、2013年度に純資産31百万円、純資産比率14%であった。2016年度に138百万円、2020年度に149百万円の当期純損失を計上したが、増資などで純資産プラスを維持し、2023年度末には純資産24百万円、純資産比率1%になっている。

2023年度末の純資産24百万円は全60のJクラブの中で48番目に多額で、純資産比率1%は全60のJクラブの中で52番目に高いことから、財政状態は良くないと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報、JクラブのHPなどから集計

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