分析対象
Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移(2005年度から2023年度まで)をみる。
今回の対象Jクラブは、柏レイソルである。
経営成績は良く、財政状態は全Jクラブの中で中位と言える。

:第116回目_20250608号
経営成績の推移(2005年度以降)
柏レイソルの営業収入は、2005年度は39億円で以降2017年度まで27億円から36億円程度で推移していた。2018年度に42億円と40億円を超え2023年度には44億円になっている。
また、当期純利益は、2005年度以降の19年間のうち12年で当期純利益がプラスである。
2023年度の営業収入44億円は全60のJクラブで11番目に多額であり、2023年度の当期純利益4.9億円は全60のJクラブの中で最も多額であることから、企業の活動成果を示す経営成績は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移
柏レイソルは、多くの年度でスポンサー収入が営業収入の半分以上の割合を占め、コロナ禍の2020年度以降29億円から31億円になっている。
2023年度は、過去最高額46億円にせまる営業収入44億円で約7割はスポンサー収入の31億円である。

参考:鹿島アントラーズの営業収入内訳と順位(J1)の推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
財政状態(純資産)の推移
柏レイソルは、2005年度に純資産64百万円、純資産比率5%であった。その後、当期純利益のマイナスなどで2022年度末には純資産▲258百万円のマイナス、純資産比率▲12%のマイナスになった。2023年度は当期純利益490百万円を計上し、純資産232百万円、純資産比率12%に回復している。
2023年度末の純資産232百万円は全60のJクラブの中で26番目で、2023年度末の純資産比率12%は全60のJクラブの中で44番目であることから、財政状態は全Jクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報、JクラブのHPなどから集計

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