大分トリニータの2019年度から2024年度までの業績推移を分析

はじめに

Jリーグに所属するJクラブの業績(経営成績と財政状態)を、決算資料から分析する。

今回の対象Jクラブは、大分トリニータである。

2024年度の大分トリニータは、2023年度と比較して営業収入は減少したものの当期純利益は微増し、純資産は増加した。

Jリーグに所属する全部で60あるJクラブの業績と比較すると、大分トリニータの経営成績と財政状態はJクラブの中で中位と言える。

ここでは、2019年度から2024年度の業績推移を把握し、2024年度の業績と2023年度の業績を比較して、全60のJクラブとの関係を分析する。

  :第189回目_2026年9月27日号 

営業収入は2024年度に18億円へ減少(経営成績)

大分トリニータの営業収入は、2019年度に19億円で、コロナ禍の2021年度に21億円に増加したが、その後に減少し、2023年度は19億円であった。

2024年度は、2023年度の18億円より1億円減少した18億円となった。主に、Jリーグ分配金が減少した影響で、降格救済金が廃止されたためと考えられる。公式の資料はこちらにある。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

当期純利益は0.7億円に微増(経営成績)

大分トリニータは、2019年度は当期純利益が1.3億円とプラスであったが、コロナ禍の2020年度から2022年度まで営業利益と当期純利益がマイナスであった。2023年度には回復し、当期純利益が0.5億円、当期純利益率が0.7%であった。

2024年度の当期純利益は、2023年度より0.2億円増加して0.7億円となり、当期純利益率は3.9%となった。チーム人件費が2.5億円減少したため、営業収入が減少したにもかかわらず当期純利益が増加した。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

純資産は1.7億円に増加(財政状態)

大分トリニータは、2019年度に純資産2.3億円で、2020年度以降に当期純利益がマイナスであった影響などで減少し、2023年度は純資産が1.4億円、純資産比率が23.0%であった。

2024年度は、当期純利益が0.7億円のため純資産は2.1億円に増加し、純資産比率は33.9%となった。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

業績(経営成績と財政状態)まとめ

2024年度の業績を2023年度と比較すると、減収増益で当期純利益が0.7億円のため純資産が増加した。なお、勝ち点が減少して順位が下がっている。

出所:Jリーグ「クラブ経営情報」より集計

大分トリニータは、2024年度の営業収入18億円は、60クラブあるJクラブのなかで30番目に多額で、当期純利益0.7億円は、全Jクラブのなかで12番目に多額であることから、経営成績はJクラブの中で中位と言える。

また、2024年度末の純資産2.1億円は60クラブあるJクラブの中で29番目に多額であり、純資産比33.9%は全部で60あるJクラブの中で25番目に高いことから、財政状態はJクラブの中で中位と言える。

今後も、決算資料をもとに、Jクラブの業績である経営成績と財政状態を分析する。

最後まで読み通していただき感謝する。

過年度の分析

2023年度まではこちらである。

2022年度まではこちらである。

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