分析対象
Jリーグに所属する60のJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移をみる。
今回の対象Jクラブは、コンサドーレ札幌である。
経営成績は良くなく、財政状態はJクラブの中で中位と言える。

:第167回目_2026年5月31日号
営業収入の推移(経営成績)
コンサドーレ札幌の営業収入は、2019年度に36億円で、コロナ禍に減少したがその後に増加し、2023年度は41億円であった。
2024年度は2023年度の41億円より9億円増加した50億円となった。主に、入場者数の増加による入場料収入の増加や移籍補償金などが増加した影響と考えられる。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業利益/当期純利益の推移(経営成績)
コンサドーレ札幌は、2019年度以降、営業利益と当期純利益のマイナスが継続しており、2023年度は当期純利益が▲4.1億円で、当期純利益率は▲10.0%であった。
2024年度の当期純利益は2023年度の▲4.1億円より1.4億円改善した▲2.7億円となり、当期純利益率は▲5.5%となった。
2024年度の営業収入50億円は、全部で60あるJクラブのなかで13番目に多額であるものの、当期純利益▲2.7億円はJクラブの中で3番目にマイナス額が大きいことから、コンサドーレ札幌の経営成績は良くないと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
純資産の推移(財政状態)
コンサドーレ札幌は、2019年度に純資産5億円で、コロナ禍の2020年度以降、継続して当期純利益がマイナスであるが、増資などで純資産プラスを維持し、2023年度は純資産が0億円、純資産比率は13.0%であった。
2024年度は、当期純利益が▲3億円だが増資6億円で純資産が3億円になり、純資産比率は13.0%となった。
2024年度末の純資産3億円は全部で60あるJクラブの中で21番目に多額であり、純資産比率13.0%は全部で60あるJクラブの中で40番目に高いことから、コンサドーレ札幌の財政状態はJクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

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