分析対象
Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移(2005年度から2023年度まで)をみる。
今回の対象Jクラブは、清水エスパルスである。
経営成績は良く、財政状態は全Jクラブの中で中位と言える。

:第121回目_20250713号
経営成績の推移(2005年度以降)
清水エスパルスの営業収入は、2005年度は31億円で、以降2016年度まで30億円台に推移していた。2017年度から2021年度は40億円台で推移し、2023年度には51億円になっている。
また、当期純利益は、2005年度以降の19年間のうち13年で当期純利益がプラスである。
2023年度の営業収入51億円は全60のJクラブで9番目に多額であり、19年間のうち13年は当期純利益がプラスであることから、企業の活動成果を示す経営成績は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移
清水エスパルスは、2020年度以降にスポンサー収入が増加し営業収入が増加している。
2023年度のその他収入11億円について、アカデミー関連収入が4億円、物販収入2億円であり、他の5億円は、大会での成績に基づく賞金や選手移籍に伴う収入などが含まれると言われている。

参考:ジュビロ磐田の営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
財政状態(純資産)の推移
清水エスパルスは、2005年度に純資産463百万円、純資産比率40%であった。その後、2015年度と2018年度に当期純損失を計上した影響などで2023年度末には純資産162百万円、純資産比率17%になった。
2023年度末の純資産162百万円は全60のJクラブの中で30番目に多額で、純資産比率17%は全60のJクラブの中で39番目に高いことから、財政状態は全Jクラブの中で中位と言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報、JクラブのHPなどから集計

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