ジュビロ磐田

分析対象 

Jリーグに所属するJクラブを対象に、経営成績と財政状態の推移(2005年度から2023年度まで)をみる。

今回の対象Jクラブは、ジュビロ磐田である。

経営成績は非常に良く、財政状態は良いと言える。

  :第119回目_20250629号

経営成績の推移(2005年度以降)

ジュビロ磐田の営業収入は、2005年度は39億円で、以降2019年度まで30億円台で推移していた。コロナ禍の2020年度は29億円に減少したが、その後に回復し2023年度には最高額の43億円になっている。

また、当期純利益は、2005年度以降の19年間のうち13年で当期純利益がプラスである。

2023年度の営業収入43億円は全60のJクラブで12番目に多額であり、2023年度の当期純利益4.6億円は全60のJクラブの中で2番目に多額であることから、企業の活動成果を示す経営成績は非常に良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

営業収入内訳と順位(J1/J2)の推移

ジュビロ磐田は、2005年度以降、スポンサー収入が10億円台で推移していたが、2023年度に27億円に増加し、営業収入が増加している。

参考:鹿島アントラーズの営業収入内訳と順位(J1)の推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計

 

財政状態(純資産)の推移

ジュビロ磐田は、2005年度に純資産510百万円、純資産比率41%であった。2021年度に当期純損失▲31百万円を計上した影響などで2021年度末に純資産▲22百万円、純資産比率▲1%になった。しかし、その後に当期純利益を計上し、2023年度は純資産730百万円、純資産比率39%になった。

2023年度末の純資産730百万円は全60のJクラブの中で11番目に多額で、純資産比率39%は全60のJクラブの中で18番目に高いことから、財政状態は良いと言える。

出所:Jリーグ クラブ経営情報、JクラブのHPなどから集計

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