分析対象
2023年度にJ3リーグに所属するJクラブで、2023年度の入場料収入高額5クラブをみる。
:第95回目_20250105号
Jクラブの入場料収入合計推移
はじめに、2006年度以降、Jリーグに所属するJクラブが計上した入場料収入合計の推移をみる。
2006年度の140億円(入場者数828万人)から、2011年度などに一時的に減少したものの緩やかな増加傾向で推移し、2019年度には216億円(入場者数1,124万人)となった。コロナ禍になった2020年度に84億円(入場者数358万人)と前年度比で▲132億円減少したが、2022年度には175億円(入場者数799万人)まで回復した。
2023年度は2022年度比で63億円増加の238億円(入場者数1,105万人)と最も高額の入場料収入になった。
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
J3クラブの入場料収入合計推移
つぎに、2014年以降のJ3リーグに所属するJクラブが計上した入場料収入合計の推移をみる。
J3リーグが創設された2014年度は3億円(入場者数45万人)であったが、2019年度には5億円(入場者数67万人)と増加していた。コロナ禍の2020年度には3億円(入場者数33万人)と一時的に減少したが、2022年度に9億円(入場者数83万人)と過去最高額であった。
2023年度は、2022年度の9億円より2億円多い11億円(入場者数114万人)と最も多額な年度になっている。ただ、J2クラブの入場者収入合計54億円と比べると2割程度の水準になっている。
参考:J2クラブの入場者収入合計推移
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
J3の上位5クラブ
さいごに、2023年度にJ3リーグに所属するJクラブでの入場料収入トップ5をみる。
1位は、松本山雅で入場料収入が2.8億円になった。これは2023年度における全60クラブで27番目で中程度の高さである。
2位はFC岐阜で、2022年度の0.8億円より0.1億円増加した0.9億円になった。FC岐阜は、2014年度の1.4億円が最も高額であった。
3位はギラヴァンツ北九州で、2022年度の1.0億円より0.2億円減少した0.8億円になった。
4位は鹿児島ユナイテッドFC、5位はFC今治である。
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
参考:2023年度にJ3に所属するJクラブでの入場料収入小額トップ3
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
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