分析対象
2023年度にJ1リーグに所属するJクラブで、2023年度の入場料収入高額5クラブをみる。
Jクラブの入場料収入合計推移
はじめに、2006年度以降、Jリーグに所属するJクラブが計上した入場料収入合計の推移をみる。
2006年度の140億円(入場者数828万人)から、2011年度などに一時的に減少したものの緩やかな増加傾向で推移し、2019年度には216億円(入場者数1,124万人)となった。コロナ禍になった2020年度に84億円(入場者数358万人)と前年度比で▲132億円減少したが、2022年度には175億円(入場者数799万人)まで回復した。
2023年度は2022年度比で63億円増加の238億円(入場者数1,105万人)と最も高額の入場料収入になった。
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
J1クラブの入場料収入合計推移
つぎに、2006年以降のJ1リーグに所属するJクラブが計上した入場料収入合計の推移をみる。
全Jクラブの合計推移と同じ傾向である。
2006年度の115億円(入場者数626万人)から、2011年度などに一時的に減少したものの緩やかな増加傾向で推移し、2019年度には167億円(入場者数721万人)となった。コロナ禍になった2020年度に55億円(入場者数198万人)と前年度比で▲112億円減少したが、2022年度には127億円(入場者数479万人)まで回復した。
2023年度には2022年度比で46億円増加の173億円(入場者数656万人)と最も高額の入場料収入になった。
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
J1の上位5クラブ
さいごに、2023年度にJ1リーグに所属するJクラブでの入場料収入トップ5をみる。
1位は、浦和レッズで入場料収入が21.5億円になった。Jクラブにおける過去最高額の入場料収入は、2007年度の浦和レッズで計上した30億円であり、2023年度の浦和レッズは、歴代10番目に高額の入場料収入である。
2位は横浜Fマリノスで、2022年度の10億円より5億円増加した15億円になった。横浜Fマリノスは2023年度の15億円が過去最高額である。また、浦和レッズ以外のJクラブで最も高額の入場料収入である。
3位はヴィッセル神戸で、2022年度の8億円より5億円増加した13億円になった。
4位は川崎フロンターレ、5位は名古屋グランパスである。
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
参考:2023年度にJ1に所属するJクラブでの入場料収入小額トップ3
出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
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