分析対象
2023年度にJ2リーグに所属するJクラブで、2023年度のチーム人件費高額5クラブをみる。
Jクラブのチーム人件費合計推移
はじめに、2006年度以降、Jリーグに所属するJクラブが計上したチーム人件費合計の推移をみる。
2006年度から2014年度まで300億円代で推移していた。2015年に400億円、2018年度に500億円を超え、2019年度には644億円になった。コロナ禍になった2020年度には627億円と前年度比で減少し、2022年度まで2019年度の644億円を下回っていた。
2023年度にはコロナによる影響が少なくなり647億円と最も高額のチーム人件費になった。
出所：Ｊリーグ クラブ経営情報を集計
J2クラブのチーム人件費合計推移
つぎに、2006年以降のJ2リーグに所属するJクラブが計上したチーム人件費合計の推移をみる。
2006年度から2014年度まで、2006年度は86億円(J2のクラブ数13)、2014年度は98億円(J2のクラブ数22。以降同数)と100億円程度が続いていた。2015年度は、セレッソ大阪、大宮アルディージャが所属した影響などで124億円に増加し、2019年度は、柏レイソルが所属した影響などで168億円に増加した。コロナ禍になった2020年度以降は減少傾向にあり、2022年度に149億円と2019年度比で19億円減少していた。
2023年度は、2022年度の149億円より31億円増加した177億円で、最も多額な年度になっている。
出所：Ｊリーグ クラブ経営情報を集計
J2の上位5クラブ
さいごに、2023年度にJ2に所属するJクラブでのチーム人件費高額トップ５をみる。
1位は、清水エスパルスでチーム人件費が22億円になった。2023年度においてJクラブで最高額のチーム人件費は、J1の浦和レッズで計上した39億円であり、清水エスパルスの2023年度のチーム人件費22億円は全部で60あるJクラブの中で11位である。
2位は町田ゼルビアで、2022年度の7億円より11億円増加した18億円になった。町田ゼルビアは2023年度にチーム人件費を2倍以上に増加している。
3位はV・ファーレン長崎で、2022年度の14億円よりは5億円増加した18億円になった。
4位はジュビロ磐田、5位はベガルタ仙台である。
出所：Ｊリーグ クラブ経営情報を集計
参考：2023年度にJ2に所属するJクラブでのチーム人件費小額トップ3
出所：Ｊリーグ クラブ経営情報を集計
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