分析対象
2023年度にJ3リーグに所属するJクラブで、2023年度の営業収益上位5クラブをみる。

Jクラブの営業収入合計推移
はじめに、2005年以降のJリーグに所属するJクラブが計上した営業収入合計の推移をみる。
2005年度(Jクラブ数30)は661億円であったが、2017年度(同54)には1,000億円を超え、2019年度(同55)には1,325億円になった。2020年度(同56)は新型コロナウィルスの影響で1,095億円に減少したが、その後に回復し、2023年度(同60)は過去最高額の1,518億円になった。

出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
J3クラブの営業収入合計推移
つぎに、J3リーグが発足した2014年以降、J3リーグに所属するJクラブが計上した営業収入合計の推移をみる。
2014年度(J3のクラブ数11)は30億円であったが、クラブ数の増加とともに順調に増加し、2022年度(同18)には100億円を超え、2023年度(同20)には過去最高額の131億円になった。
2023年度(J3のクラブ数20)の営業収入合計131億円は、J2リーグに所属したクラブの営業収入合計450億円(J2のクラブ数22)と比較すると約3割である。

参考:J2リーグに所属したクラブの営業収入合計推移

出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
J3の上位5クラブ
さいごに、2023年度にJ3に所属するJクラブでの営業収入ベスト5をみる。
1位は、松本山雅で営業収入が14.6億円であった。J3に所属するJクラブにおける過去最高額の営業収入は、2022年度の松本山雅で計上した15.1億円であり、2023年度の松本山雅はこれに次いで、J3に所属するJクラブで史上2位の多額な営業収入を計上した。
2位はFC今治で、2022年度の11億円より2億円増加した13億円になった。2020年度にJ3に昇格後、徐々に営業収入を増加させている。
3位はギラヴァンツ北九州で、2022年度の10億円よりは1億円減少した9億円になった。
4位はFC岐阜、5位は鹿児島ユナイテッドFCである。

出所:Jリーグ クラブ経営情報を集計
コメント