分析対象
Jクラブである、ガイナーレ鳥取の業績と財政状態の推移をみる。
業績推移(2011年度以降)
ガイナーレ鳥取の営業収入は、Jリーグディビジョン2に昇格した2011年度は6億円であったが、2014年度以降Jリーグディビジョン3に降格したこともあり、2022年度には5億円になっている。
また、2011年以降の12年間で、当期純利益を計上した年度は5回である。
出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
営業収入の内訳とJ2/J3での順位
ガイナーレ鳥取は、Jリーグディビジョン3に降格した2014年度以降、主にJリーグ分配金と入場者収入が減少し、スポンサー収入が増加していないため、営業収入が減少している。
参考:ファジアーノ岡山の営業収入内訳とJ2順位
出所:Jリーグ クラブ経営情報より集計
財政状態(純資産)の推移
ガイナーレ鳥取は、Jリーグディビジョン2に属した2013年度末まで純資産プラスを維持し、Jリーグディビジョン3に属した2014年度末に純資産がマイナスになったものの、その後の増資などで2019年度末には純資産が3百万円のプラスになっていた。
2020年度以降は、コロナ禍で営業収入が減少した影響などで当期純損失を計上し、2022年度末の純資産は236百万円のマイナスになっている。
出所:Jリーグ クラブ経営情報などを集計
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