損益計算書の基礎

 

損益計算書とは

継続企業における一会計期間(フロー情報)の経営成績(=期間損益)を明らかにするため、

企業に関する会計情報を、株主、債権者、その他の利害関係者に

報告するための書類である。

  

期間損益と現金収支の関係

期間損益(=利益)は、収益から費用を控除して計算する。

現金収支は、現金収入から現金支出を控除して計算する。

通常、現金収入と収益、現金支出と費用は、発生する時期が異なるため、

計算結果は異なる。

つまり、期間損益の損益は、その期間に増加した現金増加額と異なる。

  

期間損益計算の考え方

期間損益計算は、発生主義会計の考え方を基礎としてる。

発生主義会計とは、

事象の発生という事実に即して、発生した期間に、発生した金額だけ、

収益と費用を計上することである。

(参考)現金主義会計とは、

現金の移動という事実に即して、発生した期間に、発生した金額だけ、

収入と支出を計上することである。

 

発生主義会計の利点は、期間ごとの収益と費用が適切に対応づけられ、

企業の経営成績が損益計算書に適切に表示されることである。

 

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